障害年金は、ご家族との仲を改善する効果もある。

障害年金は、ご家族との仲を改善する効果もある。

今日はちょっと横道にそれまして、障害年金の受給がご家族との仲を改善する、という事を書いてみます。(今回は、あくまでも一般論です。個別の事情等は知らずに書きますので、ご了承くださいませ。)

障害年金の受給は家族仲を改善する

一般論として書きますが、
ご家族、特にご両親は、いくつになっても子供のことを心配してしまいます。

(うちの親はそんなことない、という方にはごめんなさい。)

親心としては、

特別人より優れていなくてもいい。無事でいてくれるのが一番。

と思ってしまうのではないでしょうか。

子どもは、生きているだけで、いてくれるだけでありがたい存在なのだと思います。

だから、お子さんが無事に暮らしている分には特別口を出さなくても、

ご病気になった、障がいを負われた、となりますと、心配して色々と声をかけたくなります。

親からのその一言が、精神的なプレッシャーだ、追い詰められる、とお感じになる方もいらっしゃるでしょう。それで余計に社会復帰が困難になる、と恨みに思われている方もいるかもしれません。でも、それは親の愛情の裏返しであって、決してご本人を苦しめようと悪意をもってしていることではありません。

これは別にご病気等に限った話ではないですね。例えば、結婚適齢期(もはや死語ですが。)のお子さんをお持ちの方が、ついつい結婚の話をして、精神的に追い詰めてしまう、というのも同じ話かと思います。

障害年金の受給は、親御さんを安心させる

そういう親御さんにとって、お子さんが障害年金を受給できることになった、というのは安心材料になります。

親御さんは、自分が死んだら子供はどうなってしまうんだろう? そう真剣に悩んでいます。それが時として、親子のいさかいになり、お互いを苦しめあうことになります。

障害年金の金額は、当然ながら「日常生活を送っていくのに余裕が出来るほどのお金」ではありません。贅沢が出来るものではないですし、食費も削らなくてはならないかもしれません。でも、将来にわたって生活していく希望になります。「ああ、自分は生きていていいんだ」という自己肯定にもつながります。(大げさでしょうか?)

お子さんが明るい顔になった。

親御さんは敏感です。そういう小さな変化を察してくれます。お子さんが明るくなれば、親御さんも明るくなる。そんな単純な話じゃないって? でも、それは人間の性質上、そういう傾向はあるでしょう。相手が笑顔で話しかけてくれれば、こちらも自然と笑顔で話しかけるように。(そんなに素直に接することは出来ないかもしれませんが・・・。)

親御さんの経済的な不安も減ります。

これまでは、まったく収入のなかったお子さん。

それが例えば、障害等級2級で年金をもらえるようになった、とすると

国民年金保険料の納付も免除されます。

これまで親御さんが将来のことを思い、無理して支払っていたとすれば、その負担がなくなります。

その上、毎月の生活費も、例えばご家族同居していれば、年金をもらうことでご自分の分はなんとかまかなえる。

そうすると、これまでお子さんの生活費に充てていた分を、親御さんが亡くなった後の将来の生活費として蓄えて行く事ができる。

目途の立たなかったお子さんの将来が、少しずつ計算できるようになってくるのではないでしょうか?

そう言う意味で、障害年金を活用することにより、ご家族を取り巻く状況が良い方向に回っていくと思います。

今日はちょっと毛色の違う話を書きました。
うまく伝わったかは分かりませんが・・・。
お付き合いいただきまして、ありがとうございました。(社会保険労務士 海老澤亮)